“図抜”のいろいろな読み方と例文
旧字:圖拔
読み方割合
ずぬ75.0%
ずぬけ12.5%
づぬけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、妙覚尼も云う通り図抜ずぬけて大きい彼の魁偉かいいな容貌が、その身長との不釣り合いのために一層人を威壓したことは、想像に難くない。
が目にも見違えるわけのものではないが、図抜ずぬけて余り大きいからちょっとは気がつかぬであった、何のはたけでも、どんな履歴りれきのあるぬまでも、このくらいな蛭はあろうとは思われぬ。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
にも見違みちがへるわけのものではないが図抜づぬけあまおほきいから一寸ちよツとがつかぬであつた、なんはたけでも、甚麼どんな履歴りれきのあるぬまでも、此位このくらゐひるはあらうとはおもはれぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)