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くうせき
ふりがな文庫
“くうせき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空席
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空席
(逆引き)
遠くの
呼鈴
(
ベル
)
が鳴つた。間もなく三人の婦人がこの室に這入つて來た。
銘々
(
めい/\
)
卓子
(
テエブル
)
について座を
占
(
し
)
め、ミラア先生は四番目の
空席
(
くうせき
)
に腰を下した。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
一本歯の抜けたような松山の
空席
(
くうせき
)
が、帆村の眼に或る
厭
(
いや
)
な気持をよびおこさしめた。それは
不吉
(
ふきつ
)
な風景である。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし
彼是
(
かれこれ
)
十分の
後
(
のち
)
、
銀座四丁目
(
ぎんざよんちやうめ
)
から電車に乗ると、
直
(
すぐ
)
に又彼等も同じ電車へ姿を現したのは
奇遇
(
きぐう
)
である。電車はこみ合つてはゐなかつたものの、
空席
(
くうせき
)
はやつと一つしかない。
鷺と鴛鴦
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
聖書のやうに大きな本が
空席
(
くうせき
)
の前のそれ/″\の
卓子
(
テエブル
)
の上に載つてゐた。生徒達の低いとりとめのない
私語
(
さゝやき
)
で充ちた幾分かゞ續いた。ミラア先生はこの不分明な音を
鎭
(
しづ
)
めに組から組を歩いて𢌞つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
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