“きわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キワ
語句割合
極38.8%
際31.2%
究15.7%
谷7.4%
窮6.0%
研0.5%
危0.2%
喜和0.2%
研究0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
静坐法というものが一時流行を極(きわ)めた時、何んでも人間は、腹の中へ空気を押し込まなければ死んでしまうように聞かされたものだ。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
「のう、小坂部。父と叔父とが大事な際(きわ)じゃ。むかしの恨みは捨て置いて、今度だけは……。わしも共々に頼む。肯(き)いてくりゃれ。」
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
というのは、不幸な飯塚薪左衛門親子を苦しめる、五郎蔵という、博徒の親分の正体を見究(きわ)めようために、やって来た彼だからである。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ジェルテルスキーは、これまで下手にばかり自分の身を置いてつき合って来た二人の年長の女たちの間に挾まれ、進退谷(きわ)まった。
街 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
大晦日(おおみそか)を越すとお正月が来るくらいは承知していたが、地獄で仏と云う諺(ことわざ)も記憶していたが、窮(きわ)まれば通ずという熟語も習った事があるが
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
西洋人は到底日本人ほど印度の霊妙、支那の技芸の蘊奥(うんおう)を研(きわ)め得ぬから、結局東西の文化を悉く咀嚼し世界的完全なる発達を遂げる者は大和民族ならんか。
東西相触れて (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
まさに発足(ほっそく)しようとしている危(きわ)どいところだった。
しかし母親の喜和(きわ)は猟嫌いだった。良人(おっと)がいちど猟さきで誤って犬を射殺して以来、彼女は猟と聞くだけで色を変えるほど嫌いだった。
夜明けの辻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
とはいえ、下界において、万一にも冥府(みょうふ)の獄簿(ごくぼ)に載るような罪科にお落ちなさればもうわたしの力でもお救いはできません。……三巻の天書(てんしょ)を以後の友となされて、それをお研究(きわ)めなされませ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)