“おきどころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
置処50.0%
置所28.6%
置處14.3%
措所7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は身の置処おきどころがなくって饂飩屋になった又作だ、こゝで千円の資本もとでを借り、何か商法に取附とりつくのだ、君も又貸したって、よろしいじゃアねえか
と、贈ってくれる者もあるし、わざわざ鎖帷子くさりかたびらを届けてくれる者だの、また、台所へは、大きなたい酒菰さかごもが何処からか運ばれて来るし、巌流は身の置所おきどころもなかった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
置處おきどころないまでに、みぎから、ひだりから、みちをせばめられて、しめつけられて、ちひさく、かたくなつて、おど/\して、其癖そのくせさうとする勇氣ゆうきはなく、およ人間にんげん歩行ほかうに、ありツたけのおそさで
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そして座席に安んぜなくなっていたのに、この意外に大きい声を、意外な時に聞いた公使は、とうとう立ち上がって、手足の措所おきどころに迷った。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)