“おおかばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大鞄50.0%
大革包25.0%
大革鞄25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで直ちに園長の軽装けいそういで裸体とし、着衣などは、あの大鞄おおかばんに入れの夕方、何喰わぬ顔で園外にはこび去りましたが、それはのちの話として、鴨田さんは園長の口をこじ開けるや
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大学の制帽をかぶって、旅行用の大革包おおかばんひっさげた若い男が、四辺あたり光景ありさま幾度いくたびか見返りながら、急ぎ足で角川家の門をくぐった。門口かどぐちには七兵衛老爺じじいが突ッ立っていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自棄やけまぎれに飛出したんで、両親には勘当はされても、位牌いはいに面目のあるような男じゃない。——その大革鞄おおかばんかりものです。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)