“うみべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海辺84.5%
海邊12.1%
海濱1.7%
海部1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはつい四五日まえ西国さいこく海辺うみべに上陸した、希臘ギリシャの船乗りにいました。その男は神ではありません。ただの人間に過ぎないのです。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自分は席を辭したまゝ、海邊うみべの冬の日の暖かさにうちへは上らず、獨りで海の方へと歩いて行つた。
新帰朝者日記 拾遺 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
サ、サ、それよりは稻妻いなづまかへつてたから、いつもやう海濱うみべへでもつて、面白おもしろあそんでおで。
氣球きゝゆうくだるとえし海濱うみべして、ありのやうにあつまつてる。
海部うみべ市造氏は数年前まで警視庁の刑事課長を勤めていたが、長男の一郎が不良少年の群に入って新聞に書かれるようなことになったので、敏腕を惜しまれながら断乎だんことして辞職し
劇団「笑う妖魔」 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)