“うちぢう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家中75.0%
内中18.8%
家内中6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番頭の和助は四十男、これは物の影のやうな存在で、勘兵衞には信用されて居りましたが、家中うちぢうの者は、まるつきり相手にもしません。
年少としわかくて屈竟くつきやうきやくは、身震みぶるひして、すつくとつて、内中うちぢうめるのもかないで、タン、ド、ドン!との、其處そこしとみけた。——
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
冷酒れいしゆ茘枝れいし間違まちがへたんですが……そんならはじめから冷酒ひやざけなら冷酒ひやざけつてくれればいのにと家内中うちぢうものみなつてる。またその女中ぢよちうが「けいらん五、」と或時あるときつた。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うもはなはしやくさはると、家内中うちぢう連中ものがこぼすんです。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)