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『野萩』
ふりがな文庫
『
野萩
(
のはぎ
)
』
出かけるはずの時間になったが、安は来ない。離屋になった奥の居間へ行ってみると、竹の葉影のゆらぐ半月窓のそばに二月堂が出ているだけで、あるじのすがたはなかった。 窓ぎわに坐って待っているうちに、六十一になる安が、ひとり息子の伊作の顔を見たさに …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
衣裳
(
めし
)
初
(
はな
)
茂
(
も
)
挺
(
てこ
)
土地
(
しま
)
延
(
のぶ
)
千代
(
せんだい
)
向
(
むこう
)
寒色
(
さむいろ
)
名代
(
みょうだい
)
中洲
(
なかす
)
藻魚
(
もうお
)
檐
(
のき
)
櫺子
(
れんじ
)
河岸
(
かし
)
海防
(
ハイフォン
)
瑞西
(
スイス
)
竺仙
(
ちくせん
)
影身
(
かげみ
)
解
(
と
)
邦
(
くに
)
雪輪
(
ゆきわ
)
鼠紺
(
ねずこん
)
栗梅
(
くりうめ
)
杜松
(
ねず
)
振
(
ふ
)
拍
(
う
)
床
(
とこ
)
庇
(
かば
)
幹
(
みき
)
寒肌
(
さむはだ
)
安
(
やす
)
土筆
(
つくし
)
前窓
(
フロント
)
倫敦
(
ロンドン
)
伝言
(
ことづて
)
代人
(
だいにん
)