『猿(さる)』
猿と云ふものは元から溜まらない程己に気に入つてゐる。第一人間に比べて見ると附合つて見て面白い処がある。それから顔の表情も人間よりははつきりしてゐて、手で優しく搦み付くところなぞは、人間が握手をするよりも正直に心持を見せてゐるのだ。それから猿 …
題名が同じ作品
猿 (新字新仮名)/ 宮本百合子 (著)
猿 (新字旧仮名)/ 芥川竜之介 (著)