頑固爺かたくなじじい)” の例文
小供心にこの松を見ると好い心持になる。松の下に黒くさびた鉄灯籠かなどうろうが名の知れぬ赤石の上に、いつ見ても、わからず屋の頑固爺かたくなじじいのようにかたく坐っている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)