“鉄心庵”の読み方と例文
読み方割合
てっしんあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした荒れ寺の一軒、老杉の、昼も暗く茂った下かげに、壁すら落ちて、その破れ目からすさまじい初冬の月も差し込みそうなのが、鉄心庵てっしんあん——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「なあに、今夜、おれがしょぴき出すから、女を一匹、谷中やなか鉄心庵てっしんあんッて古寺にかつぎ込んでくれりゃいいんだ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)