と云うのが見えるのが、普通に知られているのであるが、此のほかに、餘り世間に読まれていないものに、遒古閣文庫しゅうこかくぶんこ所蔵の写本の滋幹の日記がある。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)