辣薤面らっきょうづら)” の例文
顎十郎と向きあっているのは、辣薤面らっきょうづらのひどく仔細らしい番頭で、魚釣りの縁起、釣りの流派、潮のみちひきから餌のよしあしと、々としてうむことがない。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)