“識名園（しきなえん）” の例文

ある時この連中が識名園（しきなえん）に遊びに行くと、見物人が市をなして歩けないくらいであったということだ。

私の子供時分 (新字新仮名) ／ 伊波普猷(著)

“識名園”の解説

識名園（しきなえん）は沖縄県那覇市真地にある琉球庭園の一つ。
識名の御殿（しちなぬうどぅん）とも、また首里城の南にあることから南苑（なんえん）とも呼ばれた。造園は琉球の第二尚氏王朝、尚穆（在位・1752年 - 1795年）の時代に始まったと言われるが定かではない。完成は尚温の時代の1799年。
中国の様式と沖縄独自の様式の折衷様式で建築されている。完成当時は中国皇帝からの使者（冊封使）をもてなす、現在でいう迎賓館として使われた。「勧耕台」と称する展望台があるが、海を望むことはできない。これは琉球をより大きな国に見せるためともいわれている。
第二次世界大戦で園内のほとんどの建造物が破壊されたため、現在見られるものは復元（工期：1975～1995年）である。
(出典:Wikipedia)

識	常用漢字 小５ 部首:⾔ 19画
名	常用漢字 小１ 部首:⼝ 6画
園	常用漢字 小２ 部首:⼞ 13画