蕓薹菜あぶらな)” の例文
烏頭は花ある時は、其の毒が根には乏しい位で、蝦夷人は花無く葉枯れた後に至つて、其の毒の根に歸するを待つて利用する。蕓薹菜あぶらなは平淡のものであるが、其の莟を多く食へば人を興奮せしめる。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)