蔴疹はしか)” の例文
「ほだべさ。その銭は、蔴疹はしかになってんのだもの。亀だって、蔴疹になったどき、身体中の皮が剥げだべ? ほして癒ったベ? この銭も、蟇口がまぐちさ入れて置けば、遣うどきまでに、ちゃんと癒ってんのだ。」
黒い地帯 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)