箱王はこおう)” の例文
しかし、かほど腕のたつ大人おとながこんなイタズラはしそうもない。イタズラしそうな奴といえば女房の連れ子箱王はこおうぐらいのものだが、奴め剣術の稽古は無類に好きとはいえ、まだ十一の子供。
曽我の暴れん坊 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)