せめて外からでも飯島の別荘の容子ようすを見ようと思って、其の朝神田昌平橋かんだしょうへいばしの船宿から漁師を雇って来たところであった。
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)