“白紙幣（しろざつ）” の例文
まず課長に＊７赤紙幣（あかざつ）の一枚も握らせさえすれば、滞りなく鳧がついたものだが、今どきは白紙幣（しろざつ）でなくっちゃ通用しないと仰っしゃる。
死せる魂：02 または　チチコフの遍歴　第一部　第二分冊 (新字新仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)
『百姓を十万ルーブリからお買いになって、お心附けが＊８白紙幣（しろざつ）一枚とは、ひどいですなあ。』と、囁やいた。
死せる魂：02 または　チチコフの遍歴　第一部　第二分冊 (新字新仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)
『勿論、出しますとも！　二十五カペーカ銀貨の一つや二つは、ちゃんと出す覚悟なんで。』——『いや二十五カペーカ銀貨じゃ駄目ですよ、白紙幣（しろざつ）一枚ずつは奮発しなくっちゃあ。』——『えっ、書記に白紙幣（しろざつ）を ...
死せる魂：02 または　チチコフの遍歴　第一部　第二分冊 (新字新仮名) ／ ニコライ・ゴーゴリ(著)