文治郎も悦びまして、母からはこれは先代浪島文吾左衞門なみしまぶんござえもんが差された大小でござる、これは中原岡右衞門という人の手前もあるからったら宜かろうという。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)