江北橋こうほくばし)” の例文
それらのために、わたくしは今年昭和十一年の春、たまたま放水路に架せられた江北橋こうほくばしを渡るその日まで、指を屈すると実に二十有二年、一たびも曾遊そうゆうの地をおとなう機会がなかった。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)