“槧本”の読み方と例文
読み方割合
ざんほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曾て北宋槧本ざんほんに就いて本草経の文を抄出し、「神農本草経」と題したもの一巻がある。躋寿館医籍備考本草類せいじゆくわんいせきびかうほんざうるゐの首に収めてあるものが是である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此の変改せられた北宋槧本ざんほんが躋寿館に一部、伊沢氏の酌源堂に一部あつた。彼は「長門光永寺」の墨印があり、此は「吉氏家蔵」の印があつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)