“板裏草履”の読み方と例文
読み方割合
いたうらぞうり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
医務室の職員たちもあらかた帰ってしまって、番茶がらまできれいに流してしまった小使部屋の老小使は、貸本屋の「自転車お玉」を愛読しながら、板裏草履いたうらぞうりの脚を椅子から椅子へ長々と掛けていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)