新字:東鶏冠山
それが、さ、君忘れもせぬ明治三十七年八月の二十日、僕等は鳳凰山下を出発し、旅順要塞背面攻撃の一隊として、盤龍山ばんりゅうざん東鷄冠山ひがしけいかんざんの中間にあるピー砲台攻撃にむこた。
戦話 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)