重政は鈴木春信の門人にして勝川春章一筆斎文調及び歌川豊春らと並びて明和安永間の名手なり。重政の劇場を描ける絵本は墨摺すみずり三冊にて『戯場風俗栄家種ぎじょうふうぞくさかえぐさ
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)