それは、彫像愛好症ピグマリオニズムスなんだよ。そうして、胎龍は精神の転落を続けて行ったのだが、勿論それに伴って、性的機能が衰滅する事は云う迄もない。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)