左転右盼さてんうへん)” の例文
故に彼は此大悪を犯さんとする時に、左転右盼さてんうへんせず、白刃を睡客に加ふるの時に於てすら、彼はなほ大悪の大悪たるを暁知せざるなり。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)