そのうちに、御先発としての山岡鉄舟やまおかてっしゅうの一行も到着する。道路の修繕もはじまって、この地方では最初の電信線路建設の工事も施された。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)