“寶丹膏”の読み方と例文
読み方割合
はうたんかう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそれへ寶丹膏はうたんかうといふ藥を眞赤に塗つた。長兄はそのとし結婚して、祝言の晩に私と弟とはその新しい嫂の部屋へ忍んで行つたが、嫂は部屋の入口を脊にして坐つて髮を結はせてゐた。
思ひ出 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)