“妙秀”の読み方と例文
読み方割合
みょうしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この老母は妙秀みょうしゅうといって、都でもかくれのない賢婦人であるし、息子の光悦も、本阿弥ほんあみの辻に住む有名な芸林げいりんの名匠で、まぎれもなくあの本阿弥光悦であることがわかってくる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わたくしは京の本阿弥ほんあみの辻に住む光悦という者。また、これは母の妙秀みょうしゅうでして、武蔵どのとは六、七年前に、ふとお親しくしていただいたこともあり、何かにつけ、日頃、おうわさ申し上げているものですから」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)