“天床板”の読み方と例文
読み方割合
てんじょういた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう夜半に近いだろう、昏くした行燈の光が、雨漏りの跡のまだらにある古い天床板てんじょういたを、ぼんやりと照らしていた。蒲焼で五勺ほどの酒を啜り、早く寝たおみきは眼がさめて、そのまま眠れなくなった。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)