大御番組おおごばんぐみ)” の例文
上水をへだてた大御番組おおごばんぐみの長屋から、多勢の笑い声が聞こえて来て、すぐにやんだ。若松屋惣七は、荒れた広庭へ、うつろに近い眼を向けて、黙っている。出の文句を考えているのだろう。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)