“垂糸”の読み方と例文
読み方割合
しだれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祇園の垂糸しだれ櫻は大分弱つてゐる。粟田御所の大くすにも枝の枯れた處が見えてゐる。その樹下を過る度にわたしは何とも知れぬ暗愁を禁じ得ないのである。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)