われに返ってふりむくと、いつのまにきていたのか、それは右少将徳川家康うしょうしょうとくがわいえやすであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右少将徳川家康うしょうしょうとくがわいえやす、いつになく、ほころんだ顔をしている。ごきげんがよいのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)