“南蠻筋”の読み方と例文
新字:南蛮筋
読み方割合
なんばんすぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それにしても不思議なのは、あの毒藥で御座います。醫者の申すには、町の生藥屋などに、ザラに賣つて居る品ではない、多分南蠻筋なんばんすぢの祕法の毒藥でもあらうかと——」
「左樣、これほどの水甕に入れて、色も匂ひも味も變らず、ほんの少しばかり口へ入つただけで命に係はるといふ毒は私も聽いたこともない。これは多分、——南蠻筋なんばんすぢのものでもあらうか—」