加里屋かりや)” の例文
昨夜らい、加里屋かりや(赤穂)ノ浦の辺には、幾十ともしれぬ兵船が入っている。思うに飽浦の佐々木党が、あれより兵を揚げて、ここの退路を断とうとしているもの。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)