凌霄のうぜんかづら)” の例文
譬へていへば女は凌霄のうぜんかづらである。凌霄はふしくれ立つた松の幹でも構はずに絡みかゝる。松の幹がすげなく立つて居てもずん/\と偃ひのぼつて枝からだらつと蔓を垂れて其處に美しい花を開く。
佐渡が島 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)