二文字ふたもじ)” の例文
文には「唯見つとばかりの、二文字ふたもじだに見せ給へ」と書いてやつた、その「見つ」と云ふ二文字だけが、——しかも平中の送つた文から、この二文字だけ切り抜いたのが
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
だが今日やつた文の中には、『せめては唯見つとばかりの、二文字ふたもじだに見せ給へ』
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)