主調低音グルンド・バス)” の例文
三造の不安もあるいはこうした類の前代の残存物かも知れぬ。しかし、このどうにもならぬ漠然とした不安が、往々にして彼の生活の主調低音グルンド・バスになりかねない。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)