一飯漂母いっぱんひょうぼ)” の例文
恩は昔受けても今受けても恩である。恩を忘れるような不人情な詩人ではない。一飯漂母いっぱんひょうぼを徳とすと云う故事を孤堂先生から教わった事さえある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)