“モーターボート”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自動艇33.3%
發動汽船33.3%
自動端艇33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬田博士は運転手に頼んで自動艇モーターボートをS岬の突端に在る、問題の岩山の根方に着けてもらって、一行をそこから上陸してもらった。
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
逸早くこの事件を嗅付けて来た新聞記者一名を乗せた自動艇モーターボートが、R市の埠頭を離れて、なだらかな内海の上をグングンとS岬へ接近して行った。
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その土堤の彼方の海の上を發動汽船モーターボートが荷物船を曳いてゆくのであらう、タツタツタツタツといふ單調なリズムをなした音が響いて來るのが、一層あたりの閑靜さを思はしめる。
初雪 (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
志村夫人と樫尾運転手は、芝浦海岸から自動端艇モーターボートに乗って逃走したに違いない……と……。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)