“ピアストル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土耳古銀50.0%
比弗50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ち・ち・ち・ち——と手のなかの土耳古銀ピアストルを鳴らして往手に立ち塞がる両替屋の群、掴み掛るように乗用を促す馬車屋の一隊、それらを撃退して市街へ出ると、町角、店先
苦力の日給は全く安い比弗ピアストルでこきつかつたものだつたが、終戦寸前も、あの苦力達は、富岡になついて、日本の敗戦を薄々と知りながらもよく働いてゐたものだ。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)