“トゲルンセル”の漢字の書き方と例文
語句割合
上檣帆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仰げば、右に左に弧をえがく上檣帆トゲルンセルのあいだに、うつくしい南の眼、赤十字星サザン・クロスのまたたき。折竹も、珊瑚礁生物の採集というよりも、むしろこうした雰囲気に魅せられて乗っていたのだ。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)