“デレガート”の漢字の書き方と例文
語句割合
代表員100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或はホテルの粗末な絨毯の上を闊歩する代表員デレガートのキューキュー鳴る長靴の上に。スイッツルの旅行者はアルプスと碧い湖と林とを見る。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
平常はテーブルに白い紙をかけ、色つけ経木造花で飾ってあるホテルの狭い食堂は、代表員デレガートがいる時食卓に本ものの布のテーブル掛がかかる。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
海坊主の給仕は大盆をかたげ、あるいは空手で絶えず白前掛をひらめかせ代表員デレガートの胃袋充填をして廻らなければならない。彼は不機嫌である。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)