“アルカンジョ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大天使100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ようできとるよ。ちと西洋式なにおいは多いが、まあ西洋の材料じゃからな。このひだのつけ方などはこの大天使アルカンジョミケルのひだにそっくりじゃ。が、決して劣っとりゃせん。」
彼はわざと「竜とたたかえる大天使アルカンジョミケル」の浮き彫りと、裕佐の作とを手にとって見比べながらこういった。が、裕佐はもうこの男の「ケチをつける癖」には腹も立たなかった。
それは「大天使アルカンジョみける」が竜とたたかっている黙示録の中の一図で、むろんキリスト教に関係のある物ではあるが、直接ヤソの生涯を題材にしたものではないので、単なる異国の美術品として