“ゐくわんそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
維管束100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何があんな花弁を作り、何があんなずゐを作つてゐるのか、俺は毛根の吸ひあげる水晶のやうな液が、静かな行列を作つて、維管束ゐくわんそくのなかを夢のやうにあがつてゆくのが見えるやうだ。
桜の樹の下には (新字旧仮名) / 梶井基次郎(著)