“まさね”の漢字の書き方と例文
語句割合
正根100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴見にはこの町名にちなみ、動物に因んだ隼男というのが好ましかった。彼がここで特にそういうのは、別に正根まさねという名を持たされていたからである。
かれは名を正根まさねといって、はやくから文芸の道にたずさわっていたので、黙子もくしなんぞという筆名で多少知られている。学歴とてもなく、知友にも乏しかったかれは、いつでも孤立のほかはなかった。