“くわずゐせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
花蕊石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後年致死の病はこれとは別で、崩漏症ほうろうしやうであつたらしい。今謂ふ子宮癌であらうか。其証は当時の歌の四五の句に、「花のしべ石なむる此身は」と云ふのがあつた。漢薬花蕊石くわずゐせきは崩漏の薬である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)