『書翰(しょかん):050 大正十二、三年(推定) 横光君子宛(050 たいしょうじゅうに、さんねん(すいてい) よこみつきみこあて)』
50大正十二、三年(推定)横光君子宛 くれぐれも云つて來たことだが、どうか、僕に滿足してもらひたい。滿足出來ないのは分つてゐる。しかし、人間と云ふものは、どんな境遇へいつても、どんな人間に逢つても必ず、それ相當な不滿があるに定つてゐるのだか …
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