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『ラムネ・他四編』
ふりがな文庫
『
ラムネ・他四編
(
ラムネ・ほかよんへん
)
』
ラムネといふもの、不思議になつかしく愉快なものだ。夏の氷屋などでは、板に丸い穴をあけて、そこに幾つとなく、ラムネを逆さにして立てて居る。それがいかにも、瓦斯のすさまじい爆音を感じさせる。僕の或る友人は、ラムネを食つて腹が張つたと言つた。あれ …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「令女界 第七卷第八號」1928(昭和3)年8月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瓦斯
(
ガス
)
麥稈
(
むぎわら
)